プログラミング

小学生から学ぶそうで。

SEになってしまった人間から言えることは、プログラミング(とその対象となる物理現象や数学概念)を勉強するのは悪いことではないが、日本ではプログラマーにはならないほうがいいよってこと。

工場でケガをして仕事ができなければ、休業補償になるし、大問題です。一方、働き過ぎで倒れても、会社は責任とりません。名の知れた大手企業でさえ、最悪のケースすなわち自殺してしまったとしても大した問題にはなりません。

そして、理解されない最大の問題は、脳みそに負荷をかける仕事を長時間やらせるのは、決まった仕事を長時間残業させるのとはちょっと違うってことです。IT業界にメンタルを壊してしまう人が多いのは、単に仕事量が多いとかそういうのだけでは無いのです。

ソフトウェア開発の良く無いところは、マンパワーでなんとでもなるところです。ハードウェアなら試作のやり直しだったりして、納期がスリップしたりするところですが、ソフトウェアの場合は、線表さえ引き直せば、同じ納期でできてしまうというケースが多々あります。そうやって無理を重ねると、腐った設計ルールだったり指標だったりが生まれ、どこかで破綻します。

てな感じで、お願いなので、残業させないで下さい。